ヘリンボーンリボンについて
- アイリボンテラキ
- 4月4日
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ヘリンボーンリボンとは?

ヘリンボーンリボン(Herringbone Ribbon) とは、織り方に特徴のあるリボンの一種で、「ヘリンボーン織り」と呼ばれるV字型の繰り返し模様が入っているのが最大の特徴です。
「ヘリンボーン」は英語で「ニシンの骨(herring=ニシン、bone=骨)」を意味し、その名の通り魚の骨のようなジグザグ模様が織り込まれています。この織り模様は、見た目にも上品でクラシカルな印象を与えるため、包装やクラフト、ファッションなど幅広い用途で使われています。
ヘリンボーン柄の起源
「ヘリンボーン(herringbone)」という模様は、実はリボンだけでなく、織物、石畳、建築、魚の骨など、さまざまな分野で古くから使われてきたデザインです。特に有名なのは、古代ローマの石畳(舗装技術)に見られるパターンで、石をジグザグ状に組み合わせることで安定性と耐久性を高める目的がありました。
ヘリンボーンリボンの特徴
1. 見た目の美しさ
ジグザグ模様が美しく、シンプルながら高級感があります。ナチュラル系からシックな雰囲気まで、色や素材によってさまざまな表情を見せてくれます。
2. 耐久性
ヘリンボーン織りは、平織りや綾織りに比べて丈夫でほつれにくいという特徴があります。しっかりとした質感があり、繰り返し使用する用途にも向いています。
3. 手触りと扱いやすさ
厚すぎず、柔らかすぎない絶妙なバランス。結びやすく、形が決まりやすいため、ラッピングやリボンワークにも最適です。
主な素材
コットン(綿):ナチュラルで優しい風合い。ギフトラッピングやクラフトに人気。
ポリエステル:光沢があり、色がはっきり出る。フォーマルな場にも合います。
麻(リネン):素朴で温かみのある印象。エコな雰囲気を出したいときにおすすめ。
主な用途
ギフトラッピング:ナチュラルな包装紙と合わせると、温かみのある贈り物に。
ハンドメイド雑貨:布小物のアクセントやタグとしても。
衣料や小物の装飾:服や帽子、バッグのワンポイントに。
イベント装飾:ウェディング、バースデーなど、装飾リボンとしても使われます。
ヘリンボーンリボンの選び方
選ぶ際のポイントは、大きく分けて「素材」「幅」「カラー」「用途」の4点です。
① 素材で選ぶ
素材 | 特徴 | おすすめ用途 |
コットン | やさしい風合い、ナチュラル系と相性良し | ギフト包装、クラフト全般 |
ポリエステル | 張りがあり、発色が良い | ファッション・雑貨系 |
リネン | 少し粗めの質感でエコ感あり | カフェ風、オーガニック包装 |
② 幅で選ぶ
幅 | 印象・用途 |
6~10mm | 細めで控えめ。タグやアクセントに最適 |
15~25mm | 一般的なギフトラッピングに適した幅 |
30mm以上 | 存在感あり。大きなボウや装飾におすすめ |
③ カラーで選ぶ
ヘリンボーンリボンは、落ち着いたトーンが主流ですが、以下のように選ぶと失敗しにくいです。
ナチュラルカラー(ベージュ・生成):ラッピング全般に。どんな紙とも合わせやすい。
モノトーン(グレー・ブラック):シックでモダンな印象。男性向けギフトにも◎。
アクセントカラー(ネイビー・ワインレッド):おしゃれな引き締め効果あり。
④ 用途で選ぶ
用途 | おすすめの組み合わせ |
ギフトラッピング | コットン×15mm、ナチュラルカラー |
タグや封筒の装飾 | 細幅(6mm程度)×落ち着いた色味 |
ウェディング装飾 | 白系・グレージュ系×リネン素材 |
ハンドメイド雑貨 | 太め(25mm以上)×しっかりしたポリエステル素材 |
ヘリンボーンリボンによく似たリボンとの違い
種類 | 織り方の特徴 | 印象 |
ヘリンボーンリボン | ジグザグのV字模様 | ナチュラル&上品 |
グログランリボン | 横畝(横方向の線) | かっちり・クラシック |
サテンリボン | 光沢のあるツルっとした表面 | エレガント・華やか |
まとめ
ヘリンボーンリボンは、その独特の織り柄と丈夫さ、落ち着いた印象から、ギフトやクラフトにぴったりのリボンです。使うシーンや素材によって印象が変わるので、目的に合わせて選ぶ楽しさもあります。コエドリボンではオンラインショップにてヘリンボーンリボンを扱っています。どこで買えば良いかわからない、という方はぜひ一度オンラインサイトを訪問してください。
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